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父親を自宅で介護していますが、急用により一週間ほど家をあけることになりました。このような場合、なにか受けることのできる介護サービスはありますか?
質問:主婦さん
ショートステイを利用されてみてはいかがですか?
ショートステイとは、例えば在宅で介護を行っている家族などが、冠婚葬祭、仕事、介護疲れの休養、家族旅行等の理由により自宅での介護が一時的にできない場合に、介護施設などに一時的に入所して、入浴、排せつ、食事等の介護、その他日常生活の世話及び機能訓練が受けることができるサービスです。
故人のお棺に納める愛用品などは、どんな物が入れられますか?
質問:山田さん
現在では、火葬場の指導により可燃物のみとされています。
理由としては、火葬には棺に納める愛用品などでご遺骨に付着したり、火葬炉を傷つけたり、火葬施設付近の環境を悪化させたり、燃焼効率を悪くしたりとなどの問題により可燃物のみに限定されています。
具体的には、お棺に入れられないものとしては、
可燃物ではあるが燃焼の妨げになる物(厚い本や人形)
公害の発生源となる石油化学製品(靴、CD)
火葬炉の故障原因となるカーボン製品(釣竿)
ご遺骨損傷の原因となるガラス製品・金属製品などです。
ビデオ・カセットテープ等で録画・録音した遺言は有効ですか?
質問:清水さん
ビデオ・カセットテープ等の録画・録音による遺言は法的に無効であるとされています。遺言は原則、書面による必要があり、テープ等は簡易に編集できることから、変造され る可能性があるので有効な遺言とはなりません。
サービス付き高齢者向け住宅では具体的にどのようなサービスを受けることが出来るのでしょうか?
教えてください。
よろしくお願い致します。
質問:匿名さん
高齢化が急速に進む中で、高齢の単身者や夫婦のみの世帯が増加し、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスを提供する住宅を確保することが極めて重要となっています。
このため、高齢者の居住の安定を確保することを目的として、バリアフリー構造等を有し、介護・医療と連携し高齢者を支援するサービスを提供する「サービス付き高齢者向け住宅」の都道府県知事への登録制度を国土交通省・厚生労働省の共管制度として創設されました。
具体的なサービスとしては、サービス付き高齢者向け住宅により提供するサービスが異なりますが、少なくとも毎日の安否確認や医療の専門家から生活相談サービスを提供を受けることができます。
多くのサービス付き高齢者住宅は食事洗濯/清掃等の家事援助のサービスを受けることが出来ますが自立した高齢者を対象としたマンションのようなものから、介護サービスを提供しているサービス付き高齢者住宅など提供されるサービスは異なりますので、入居前には詳細を必ず確認するようにしましょう。
終活という言葉を最近よく聞きます。
離れて暮らしている、私の両親は70代で2人で住んでいますが、これから終活をするには、何から?始めるのか、また、行うことの利点、行わなかったときのリスクなど、教えてください。
質問:マグケンさん
終活は、正直何からしたらよいかわからないという声をよく頂きます。
そういう時には、まず「エンディングノート」から「終活」を初めてみるのはいかがでしょうか?
今では、書店などで「エンディングノート」が数多く市販されているので、エンディングノートを書いてみることから始めると、自分の人生をゆっくり振り返ることによって今まで気づかなかったこと、今までの人生でやり残したことなど気づくことができると思います。そのことによって、今後の人生を自分がどのように歩んでいくのか?もしくは歩みたいのかが明確に見えてくるでしょう。
ご兄弟がいらっしゃるのであれば、ご両親のことは、まず、ご兄弟とも話し合いをきちんとされることをおすすめします。介護も分担できるからと、気楽に考えない方がいいです。お互いに家庭があったりすると、それぞれの事情があって意見がまとまらずに、一人に全部負いかかってくるというような事もあります。また、治療方針にも食い違いがあったりする事もあります。
ご両親の「遺産分割」でも、争いになってくることも考えないといけません。
「遺言書」を書くことも選択肢に入れても良いかもしれません。後々、子供たちで争いが起こらないためにも、ご両親に、法的な効力のある文書での意思表示をして頂いてください。
香典袋の表書きはどのようにしたらいいでしょうか?
質問:一世風靡さん
先日も、終活セミナーに来られたお客様から「香典袋の表書き」について質問を頂きました。
香典袋の表書きは宗教・宗派のより異なります。
仏式の場合は『御霊前』しかし浄土真宗の場合は『御仏前』となります。
神式の場合は『御玉串料』あるいは『御神前』『御榊料』となります。
キリスト教の場合は『御花料』あるいは『献花料』となります。
ご喪家の宗派が分かっていれば上記のように対応するといいでしょう。
しかし分からない場合がほとんどだと思いますので、そのような場合は『御霊前』としておいても問題ありません。四十九日後は『御仏前』となります。
家族葬が終わられたご近所へのお悔やみについて教えてください。ご近所でご不幸がありました。家族葬をすでに済まされています。お悔やみの気持ちを伝えたいのですが、香典を持って伺ってもよいのでしょうか?
質問:匿名希望さん
大分市民葬祭センターにおいても、このようなお問合せを多く受けます。
このような場合に、考えなければいけないのは、喪家が弔問を希望されるかどうかということです。かつてのような葬儀で行われていれば、そのような悩みはないでしょうが、近年の葬儀の常識が変化しています。一度、喪家に問い合わせして、弔問をしたい焼香させていただきたい旨の希望を伝えるといいでしょう。それに対する喪家の反応は、
1)遠慮する場合。家族葬でしたので、みなさんに遠慮してもらっていると
いう返答であれば、弔問をあきらめる方が良いでしょう。遠慮するということは、来ない
でくださいという意思表示ですので、喪家の希望に従うことが
2)受け入れてもらえそうな場合。香典を用意して弔問をするか、
何も持参せず弔問するかのどちらかです。中途半端な持参品は喪家にたいして迷惑となります。
もし、返礼品のことを気にするなら、香典は準備すべきでしょう。
なお、香典をお渡ししなければ、喪家は返礼品を返さなくてすむので、喜ばれることもあります。
生命保険の保険金は相続財産に含まれますか?
質問:相談者Cさん
生命保険金で受取人が指定されている場合、生命保険は最初からその受取人の財産とされ、遺産の対象にはなりません。相続税の申告ではみなし相続財産として扱われます。
受取人は、他の相続人の同意などなくても、保険金の請求をすることが可能です。遺産ではありませんので、仮に相続放棄をしていても、請求することが可能です。他の遺産と比べて生命保険金が高額で、他の共同相続人との間に著しい不公平が生じる場合には特別受益として持ち戻しの対象とした判例があります。
来年から、相続税の基礎控除が大きく減るとテレビで耳にしました。
どのくらいの基礎控除が削減されるのか教えてください。
質問:相談者Bさん
現行の相続税の基礎控除額は、5000万円+(1000万円×相続人の数)ですが、来年1月1日からは、3000万円+(600万円×相続人の数)となります。例えば配偶者と子ども2人で相続する世帯のケースを例に見ていくと、改正前では、非課税となる額が、5000万円+(1000万円×3人)=8000万円となり、自宅や預貯金などの金融資産などと合わせて8000万円までは相続税がかかりませんでした。しかし、来年の改正後の平成27年1月1日以後の相続では、非課税となる金額が(3000万円+600万円×3人)=4800万円となり、これを超える部分は課税の対象となります。