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カテゴリ:葬儀・供養
故人のお棺に納める愛用品などは、どんな物が入れられますか?
質問:山田さん
現在では、火葬場の指導により可燃物のみとされています。
理由としては、火葬には棺に納める愛用品などでご遺骨に付着したり、火葬炉を傷つけたり、火葬施設付近の環境を悪化させたり、燃焼効率を悪くしたりとなどの問題により可燃物のみに限定されています。
具体的には、お棺に入れられないものとしては、
可燃物ではあるが燃焼の妨げになる物(厚い本や人形)
公害の発生源となる石油化学製品(靴、CD)
火葬炉の故障原因となるカーボン製品(釣竿)
ご遺骨損傷の原因となるガラス製品・金属製品などです。
香典袋の表書きはどのようにしたらいいでしょうか?
質問:一世風靡さん
先日も、終活セミナーに来られたお客様から「香典袋の表書き」について質問を頂きました。
香典袋の表書きは宗教・宗派のより異なります。
仏式の場合は『御霊前』しかし浄土真宗の場合は『御仏前』となります。
神式の場合は『御玉串料』あるいは『御神前』『御榊料』となります。
キリスト教の場合は『御花料』あるいは『献花料』となります。
ご喪家の宗派が分かっていれば上記のように対応するといいでしょう。
しかし分からない場合がほとんどだと思いますので、そのような場合は『御霊前』としておいても問題ありません。四十九日後は『御仏前』となります。
家族葬が終わられたご近所へのお悔やみについて教えてください。ご近所でご不幸がありました。家族葬をすでに済まされています。お悔やみの気持ちを伝えたいのですが、香典を持って伺ってもよいのでしょうか?
質問:匿名希望さん
大分市民葬祭センターにおいても、このようなお問合せを多く受けます。
このような場合に、考えなければいけないのは、喪家が弔問を希望されるかどうかということです。かつてのような葬儀で行われていれば、そのような悩みはないでしょうが、近年の葬儀の常識が変化しています。一度、喪家に問い合わせして、弔問をしたい焼香させていただきたい旨の希望を伝えるといいでしょう。それに対する喪家の反応は、
1)遠慮する場合。家族葬でしたので、みなさんに遠慮してもらっていると
いう返答であれば、弔問をあきらめる方が良いでしょう。遠慮するということは、来ない
でくださいという意思表示ですので、喪家の希望に従うことが
2)受け入れてもらえそうな場合。香典を用意して弔問をするか、
何も持参せず弔問するかのどちらかです。中途半端な持参品は喪家にたいして迷惑となります。
もし、返礼品のことを気にするなら、香典は準備すべきでしょう。
なお、香典をお渡ししなければ、喪家は返礼品を返さなくてすむので、喜ばれることもあります。