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【共同通信社の配信記事】頼みの綱のはずが・・・。2014.12.25

少し前より包括支援センターに関する報道を見かけるようになりました。

利益誘導や便宜供与などが問題視されています。すべての包括支援センターとは言えないでしょうが、公正・中立な運用とは掛け離れた現実があるようです。

〝頼みの綱〟として相談に訪れる人も多いと思います。

今後は本当に自分や家族にとって最良な選択なのかセカンドオピニオンを担える機関がカギを握ってくるでしょうね。

私たち「おおいた包括ケアネット・ファイン」も正しい知識を身につけていかねばなりません。


ーーーーーーーー以下記事引用ーーーーーーーー

【介護「囲い込み」是正へ】接待、金品…業者が地域包括支援センターに攻勢 要介護の高齢者紹介目当て
要介護高齢者の「囲い込み」をめぐり、過半数の自治体が是正に乗り出した地域包括支援センターは、多くの自治体が運営を民間委託している中でモラル低下も見られる。一部のセンターでは囲い込みだけでなく、職員が外部の介護事業者から飲食の接待や金品の贈り物を受け、見返りに優先的に高齢者を紹介していることが複数の関係者の証言で分かった。利用者の状況に合っていない事業者が選ばれたり、過剰な介護サービスが提供されたりする恐れがある。

 ▽飲み会の誘い
 「会議や情報交換で親しくなった職員に『今度飲みに行きましょう。包括の他の方もご一緒に』と誘うんです。数人の職員が連れだって行き、おごってもらっていた」
 今年3月まで東京都内のセンター2カ所に勤務した経験がある30代の女性元職員Aさんは、同僚が外部のケアマネジャーや福祉用具事業者から飲食の接待を受けるのを目の当たりにした。2カ所のセンターは別の区にあり、運営法人も勤務時期も異なるが、両方で同様のことがあった。
 接待された同僚は、介護予防プラン作成や相談者へのケアマネ紹介の際、それらの事業者を優先して使っていたという。
 介護事業者が「営業」のため中元や歳暮の品を届けに来たことも。有名店の高級品を含め、多いときには菓子や飲み物など約20箱が届いた。
 「これらの事業者が介護報酬を多めに取れるよう、センターが介護予防プランをつくる際、利用回数を必要以上に多めに設定する傾向があった」とAさん。こうした行為は、介護保険の財源を無駄に使うことになる。

 ▽癒着の温床
 「どこかの事業所をつぶそうと思えば、つぶせちゃうよね」。横浜市内のセンターに保健師として勤めた男性Bさんは、よく同僚とこんな会話を交わした。
 センターは介護サービスの相談に来た高齢者をどの事業者に紹介するか差配する権限を持つが、運営が社会福祉法人などに委託されている場合、職員は民間人だ。
 厚生労働省の通知で公正・中立がうたわれているものの、明確な罰則規定はない。厚労省によると、公務員でなくても収賄罪などが適用される「みなし公務員」にも該当せず、個々の職員や事業者のモラル頼みというのが実情。「事業者との癒着を生みやすい温床」(Bさん)になっている。

 ▽チェック届かず
 や外部の事業者との癒着は、多くの事業者がいて競争が激しい都市部で生じやすい。
 「実は(現金を)もらっちゃった」。3年前まで横浜市内のセンターに勤めていた40代の 男性元職員 Cさんは、高齢者紹介の見返りに現金を支払う事業者がいるといううわさ話をしていた際、同僚がポロッと打ち明けたのを聞いたことがある。「口ぶりからは数十万円という感じだった」
 事業者側の証言もある。札幌市内の高齢者住宅で働いていた男性ケアマネDさんは今春、センターから入居者を紹介してもらったお礼に、事務員が飲み物の詰め合わせを宅配便で送るのを目撃した。「贈り物をしたらまずいですかね?」。事務員が事前に社長に尋ねると、社長の返事は「何がまずいんだ?」だった。
 こうした水面下の不適切な行為に自治体のチェックは届いていない。都道府県庁所在市と政令市を対象にした共同通信の調査では、センターへの接待や贈り物に関する情報を把握している自治体は一つもなかった。(共同通信)

ーーーーーーーー引用ここまでーーーーーーーー

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